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ナビゲーション リンクのスキップアニカンジェイピートップ > インタビュー一覧 > フリーペーパーアニカンVol.78 P.1,P.4,P.5 平野綾インタビュー

待望のセカンドアルバム11月18日発売!!ライブツアーも決定!! 平野綾スペシャルロングインタビュー

Special Long Interview Part1
ファン待望の最新作! 平野 綾が生み出した渾身のセカンド・アルバム『スピード☆スター』が遂に完成し、今まさに日本全国のCDショップ店頭にパッケージが踊り始めた頃ではないだろうか? 前作『RIOT GIRL』から1年半が経過し、格段にスケール感とライブ感が増した本作の魅力を、平野本人が語り尽くしたロング・インタビューをお届けします!
聴き込むごとにジワジワと良い味が染み出てくるアルバム
まずは最新アルバム『スピード☆スター』が完成した、率直な感想から聞かせてください。
平野 本当に、ついさっき完成したばかりと言っても過言ではないくらいできたてホヤホヤなので、今は「終わったー!」とか「ほっとした……」とか、そんな感じですね。レコーディング後半は本当にギリギリだったので「間に合った……」という率直な感想もあります(笑)。
(笑)。レコーディング中は、本当に怒涛のようなスケジュールだったとお聞きしています。
平野 そうですね。あと、アルバム制作以外のレコーディングも間に入ってくることがあったので、その気持ちの切り替えが難しくて。いろいろ大変でしたけど、今思えば充実していて、楽しいレコーディングでした。
今こうしてアルバムのサンプルも上がってきていますが、改めて最初から最後まで、通して聴いた感想は?
平野 まだ客観的に捉えるのは難しいんですが、作っている最中は「『RIOT GIRL』を超えたい!」という思いが強かったんです。でも出来上がってくるにつれて、「目指している方向性が違うんだから、そこは意識しなくてもいいんだ」って気付いたんです。それこそ、制作に入った最初の頃は「このアルバム、インパクトが足りないかもしれない……」とか、いろいろ考え過ぎてしまっていて。でもそうではなくて、『RIOTGIRL』はデビュー・アルバムとしての勢いみたいなものが初めから求められていた作品だったんですよね。『スピード☆スター』はそうではなくて、聴き込むごとにジワジワと良い味が染み出てきて、「これは良いアルバムだ」と思わせてくれるような作品だと思うんですよ。だから、当初思っていた方向性とは良い意味で違う形に着地できて、私的にはすごく満足しています。
アルバムを通して聴いてすぐに感じることは、「アルバムとして作られた、作品性の高いアルバム」という感想でした。統一感やエンタメ感も前作を上回っていて、ライブ感も強く打ち出されたアルバムになりましたよね。
平野 本当に、この曲順でライブができちゃうと思うんです。このアルバムを作っている最中からずっとライブのことを考えていて、シングルに加えて新曲を追加するときも、「私のライブにくるお客さんはどういう人たちで、どんな風に盛り上がれる曲が必要か」とか、すべてライブのセットリストを組むようにピンポイントで当てはめていったんです。なので、そこはもう想定していた通りになりましたね。新しいことに目いっぱい取り組んでいるのにまとまりがあって。本当に、バランスの取れたアルバムになりました。
アルバム・タイトル曲「スピード☆スター」の曲調やミュージッククリップにも顕著ですが、スケール感が格段にアップしたように感じました。
平野  「スピード☆スター」の歌詞は宇宙規模の視野で書きましたから(笑)。スケール感は、今回いろいろな場面で意識はしています。それこそ「スピード☆スター」のミュージッククリップは、今までと違って野外で撮影したり、シンプルだけど解放感が出るようなものにしたり。あとジャケット写真も、『RIOT GIRL』に比べるとかなり落ち着いたトーンになっていると思うんですよ。今まではピンクとか、原色系の色を使ってイメージを限定するようなカラーが多かったと思うのですが、今回はアルバムの深みがパッケージから想像できるような、そういうアートワークにしたかったんです。これからこのアルバムを聴いてくれる人に想像の余地を与えるような、そしてジックリ聴き込んでもらえるようなパッケージにしたいと思って、深みある色合いを基調としたジャケットにしてもらったんです。そこも狙い通りになりました。きっと聴いてもらえれば、「この曲で平野踊りそう!」とか、「この曲でギター弾きそう!」とか、いろいろなことが頭の中でイメージできると思うんです。そこは、私が今までの音楽活動で発信してきたものと、みんながイメージするものの誤差をできる限りなくしたいと考えて、ストレートに表現した部分ですね。それは、曲調とか構成、歌詞はすごく単純な曲であっても、みんなのイメージと結びついた時にダイナミックさが生まれると考えたからで。そこは今まで培ってきたものですからね。
今感じている、もっとも大きな達成感は?
平野 正直、大きな達成感はまだ感じていないんですよ。「まだ何かが足りない、まだやれる」という思いがやっぱりどこかにあって。自分で思っていた以上に、自分に対するハードルが上がっていたんですね(笑)。でも、それがあるからまた次に向かって進んで行けるんだとも思っています。ただ、もしかしたら『スピード☆スターツアーズ』を経ることで何か大きなものが得られるかもしれない。そんな予感はしていますね。ライブをすることで、アルバムの曲がまた練られて、自分にも見えてなかった側面が見えてくるかもしれない。そんな風に考えています。
Test /冨田明宏
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